YouTubeを利用していると、動画の下部に表示されるはずのコメント欄が突然見えなくなったり、薄いグレーで表示されタップできなくなる現象に遭遇することがあります。
これは単なる表示エラーだけではなく、設定やシステム上の問題、YouTube自体の仕様変更など、複数の要因が絡んで発生しています。
コメント欄は視聴者同士の感想共有や、動画に関する理解を深める場でもあるため、利用できないと動画体験の質が大きく低下します。
まずはこの現象がなぜ起きるのかを理解し、順に対処していきましょう。
【原因一覧】YouTubeのコメント欄が表示されない・グレー表示になる理由
YouTubeでコメント欄が利用できない理由はさまざまですが、主に次の5つに分類されます。

「制限付きモード」は意外と気づかないうちにオンになっていることも。コメントが見えないときは、まずここを疑おう!
制限付きモードが有効になっている
YouTubeには「制限付きモード」というフィルタリング機能が存在します。
これは、過激・暴力的・成人向けと判断されるコンテンツを非表示にする機能ですが、その影響でコメント欄も自動的に表示されなくなる場合があります。
特に、学校や職場など公共ネットワークや、親が設定を管理しているファミリープランの端末では、制限付きモードがデフォルトで有効化されていることが多いため注意が必要です。
動画投稿者がコメント欄をオフに設定している
YouTubeでは動画ごとにコメント欄の有無を投稿者が設定できます。
たとえば子ども向け動画や、センシティブな話題を扱う動画では、荒らしやトラブル防止のためにコメント欄が意図的に無効化されることがあります。
この場合、視聴者側でコメント欄を表示させる方法はありません。他の動画で確認するなどして、投稿者設定によるものかどうか見極める必要があります。
YouTubeアプリ・ブラウザの一時的な不具合
アプリやブラウザのキャッシュ不具合、サーバーとの同期ミスなどが原因で、コメント欄が正常に表示されなくなることもあります。
特にアップデート直後や、大規模な機能改修があった後は、不具合報告が急増する傾向があります。
この種の問題はユーザー側でできる範囲の対策(再起動・アップデート)で解決することもありますが、根本的にはYouTube側の修正を待つ必要があるケースもあります。
ネットワークや端末の通信エラー
YouTubeは高品質な動画データと同時に、コメントデータもリアルタイムでサーバーから取得しています。
ネットワークが不安定だったり、端末側で通信エラーが発生していると、コメントだけが読み込まれずグレー表示になることがあります。
特にモバイル通信環境での切り替え時や、混雑時間帯にはこうしたエラーが発生しやすいため、通信状況のチェックも重要です。
ブラウザ拡張機能やCookie設定の干渉
パソコンのブラウザでYouTubeを視聴している場合、広告ブロック拡張機能や、プライバシー保護用のツールがコメント欄の読み込みをブロックしてしまうことがあります。
また、ブラウザのCookie設定が厳しすぎると、YouTube側との通信がうまくできず、コメント読み込みエラーが発生する場合もあります。

広告ブロック系の拡張機能が原因になることも。いつもと違う表示になったら、拡張機能を一時オフしてみよう!
こうした影響を受けている場合は、一時的に拡張機能を停止するか、ブラウザの設定を見直すことが有効です。
【早わかり表】コメントが見れない原因と対処法まとめ
原因 | 詳細 | 対策方法 |
---|---|---|
制限付きモードがオン | 成人向けコンテンツフィルターによりコメント非表示 | 制限付きモードをオフにする |
投稿者がコメント欄を無効化 | 子ども向け・公式チャンネル動画でよく設定される | 他の動画でコメント欄表示を確認 |
アプリ・ブラウザの一時的な不具合 | アップデート直後によく発生 | 再起動・アップデートを実施 |
通信エラー | 通信途切れや回線混雑によるデータ取得失敗 | 安定したネットワークに再接続 |
拡張機能・Cookie設定の干渉 | ブロッカー系ツールがコメント取得を妨害 | 拡張機能を無効化、Cookieをクリア |
【設定チェック】YouTubeコメント欄が見れないときの確認ポイント5選
コメントが表示されない場合は、原因を一つずつ切り分けながら、次のチェック項目を丁寧に確認していきましょう。
制限付きモードをオフにする手順
制限付きモードが有効になっていると、コメント欄はもちろん、一部動画そのものも非表示になります。
オンになっている場合、すべてのコメントが一括でブロックされるため、まずこの設定を確認しましょう。
- 【PCの場合】プロフィールアイコン → 「制限付きモード」→ オフに切り替え
- 【スマホアプリの場合】マイページ → 設定 → 全般 → 「制限付きモード」→ オフ
コメント許可設定の確認方法
すべての動画でコメントが見られないわけではなく、特定の動画だけの場合は、投稿者側がコメント欄をオフにしている可能性があります。
特に子ども向けコンテンツや、公式アーティストチャンネルでは、荒らし対策のためにコメント無効化が標準対応になっていることがあります。
別の動画にアクセスして、コメント欄が正常に表示されるかチェックしましょう。
アプリ・ブラウザのアップデート確認
古いバージョンのYouTubeアプリやブラウザを使っていると、互換性の問題からコメント欄が正しく表示されないことがあります。
特に、YouTubeが裏側で行う細かい仕様変更に対応できていないと、読み込みエラーを起こしやすくなります。
最新版へのアップデート後、必ずアプリやブラウザを一度完全に終了し、再起動してから試してみましょう。
通信環境の見直し方法
ネットワーク回線が不安定だと、動画本体は見れてもコメント欄のデータだけ読み込みに失敗することがあります。
特にモバイル通信環境では、ビルや地下など電波状況が悪い場所で読み込みエラーが発生しやすくなります。
安定したWi-Fiに接続し直す、あるいは一度機内モードON→OFFで通信リセットを行うと改善するケースもあります。
ブラウザ拡張機能・Cookieの設定変更方法
ブラウザを使ってYouTubeを視聴している場合、広告ブロック系の拡張機能やプライバシー強化アドオンが、コメント欄の表示処理を妨げることがあります。
また、Cookie制限設定が厳しすぎると、YouTubeのログイン情報や視聴履歴と連携できず、コメントが正しく表示されなくなる場合も。
拡張機能を一時オフにし、Cookie・キャッシュデータを削除してから再アクセスしてみてください。
【注意】YouTube側の不具合・仕様変更が原因のケースもあり!
YouTubeでは頻繁に機能改善やポリシー変更が行われていますが、その影響で意図せずコメント欄に不具合が発生することもあります。
特に、2024年からは以下の傾向が見られます。
- アプリアップデート直後にコメント欄がグレー表示になる
- 特定地域のみで一時的にコメント機能が制限される
- YouTube Kidsとの統合施策で、子ども向け動画全般でコメント無効化が拡大された
こういった場合、ユーザー側で設定を変えても改善できず、YouTube側のアップデート対応を待つしかありません。
SNSやYouTubeヘルプコミュニティで最新の障害情報をチェックしておくと安心です。
【実践編】YouTubeコメントが見れないときに試す対処法まとめ
トラブル発生時には、原因に応じた適切な対処法を試すことが重要です。
対処法 | 内容 |
---|---|
制限付きモードをオフにする | 最も基本的で効果的な対処法 |
アプリ・ブラウザを再起動・アップデートする | 不具合をリセットするため |
通信環境を見直して再接続する | コメントデータ読み込みエラーを防止 |
ブラウザ拡張機能をオフ・Cookieを削除する | ブロック系ツールの干渉を除去 |
YouTubeにフィードバックを送信する | 大規模障害時は公式対応促進を図る |
なお、YouTubeアプリ内の「ヘルプとフィードバック」機能を使えば、不具合を簡単に運営側へ報告できます。
また、対応状況が反映されるまで数日かかる場合もあるため、焦らず待つ姿勢も大切です。
【まとめ】YouTubeコメント問題は設定見直しと冷静な対処で解決!
YouTubeでコメントが見られない、グレー表示でタップできない現象は、
- 設定ミス
- 端末やネットワークの問題
- YouTube側の不具合や仕様変更
など複数の要因が絡んでいます。
まずは落ち着いて、自分の環境設定を一つずつチェックし、対処できる範囲から対応していきましょう。
それでも解決しない場合は、YouTubeの公式発表を待つか、アップデートを待機することが最善策です。

焦らず一つずつチェックすれば、きっと解決できるよ!トラブル時こそ冷静に対応しよう
正しい知識と冷静な行動があれば、コメント欄トラブルもきっと乗り越えられます。
より快適なYouTubeライフを取り戻しましょう!